外的要因からの防衛|望ましい行動の習慣化
『一般的なガイドライン』を念頭に、『品質に関するガイドライン』を遵守しサイトを運営していても、残念ながら運営者の意に反してガイドラインに違反してしまうケースがあります。
悪意のある第三者がみなさんのサイトに何らかのウィルスを仕込むケースや、ブログへのコメントスパム、サイトを丸ごと複製されるなど、『正直者が馬鹿を見る』ことも珍しくはないのがインターネットの世界と言えるでしょう。
Googleは以下の行動の習慣化を推奨しています。
ハッキングの監視
サイトがハッキングされていないかどうかを監視し、ハッキングされたコンテンツを見つけたときはすぐに削除する
ウェブサイトの脆弱性を衝いて悪事を働く輩がいることはみなさんご認識かと思います。
ハッキングされたページは訪問者にとっては『害』以外の何物でもないので、運営者に悪意が無く、悪意の第三者の仕業であろうとも、Googleはそういったページを検索結果から排除せざるを得ませんし、運営者としてもユーザーに被害が及んでしまうのは不本意なことです。
Googleから言われるまでもなく、こういった悪意の第三者からの攻撃が無いかを常に監視し、もしもハッキングされたことに気付いた際は、直ちに対処するといった行動を習慣化しなければいけないと我々サイト運営者は考えますよね。ただ、具体的な事象や、いざ攻撃されてしまった時にどうしたら良いのかまで考えが及ばないというのが実際のところなのではないでしょうか。
具体的な事象についても、対処策についてもGoogleが情報を提供してくれています。
上記2ページのハッキングに関する情報は確認の上でサイト運営していきましょう。
ユーザー生成スパムへの対処
サイトにユーザー生成スパムが掲載されないようにし、見つけたら削除する
Googleはここでも改めてウェブマスター向けガイドラインに違反する行為は決して受け入れないという強い意志を示していますが、その反面でガイドラインへの違反は必ずしも、サイト運営者が意図的に行っているとは限らないという一定の理解を示しており、良質なサイトであっても時に『悪質なユーザー』によって乱されるケースがあると述べています。
そして、そういった実態を適正に理解し、必要な範囲での制裁を加える旨を述べています。
ただ、そういった事象はサイト運営者が自らのサイトを積極的に監視することでユーザーに害が及ぶのを最小限に留めることができるというのも事実であって、それを実践していくのが望ましいということをここでGoogleは述べています。
また、コメントスパムのようなユーザー生成スパムを未然に防ぐ方法についてもアナウンスされていますので、ユーザー投稿が可能なサイト運営者の方々は一度目を通し、被害の防止に努めることをお奨めします。